【事例】結婚相談所でも結婚できない？苦労する男性のパターン

はっきりと自分のタイプを言える時代になりましたね。

「僕は結婚するなら、美人で〇〇の大きな女性が良いです。」

こう堂々と話される男性もいます。

実際、この様にはっきりした好みのタイプと結婚したい方にとって、
数多くの女性と効率よく出会える結婚相談所は良い場所ではあるでしょう。

しかし、出会いはあっても、この様なタイプの男性はやはりなかなか先へ進めず、苦労しています。

今回は、婚活で苦労しがちな男性の例をいくつかご紹介するとともに、結婚相談所カウンセラーとして、彼らに伝えていることを書いていきたいと思います。

結婚相談所カウンセラーは、会員さんを
結婚できるところまで案内するのが役目

結婚相談所カウンセラー、今と昔

「あなたには、このタイプの女性がぴったりよ。
一度会ってきなさい。」

むかしのカウンセラーと言いましょうか、
仲人と言われる世話焼きおばさんはこんな感じで、
独身男女を引き合わせ、何気に強引な手腕で結婚まで繋げていた時代がありました。

しかし、
今の時代のカウンセラーはそうはいきません。

そもそも結婚するかどうかも個人の人生それぞれの選択となった現代。

「僕は顔の良い美人の女性じゃないと結婚したくありません。」

この様にはっきりと言われる方に対して、その思いは尊重しながら、
どうやって現実に結婚できるところまで持って行けるか。

これが令和の結婚相談所カウンセラーの仕事です。

結婚相談所で苦労する男性の例

女性会員の比率が高い結婚相談所は、男性にとって有利な世界。

なかでも当社結婚相談所ジュブレは、男性の成婚率が高いです。７割以上の男性が、最終的にプロポーズを成功させて卒業していかれます。

それでも、なかにはどうしても成婚までたどり着けず、長年婚活を続けてしまう男性もいます。
そういった男性の足を引っ張っているのは何なのでしょうか。

ここでは過去に合った事例をもとに、いくつかのケースをご紹介します。

女心って何？デートってどうすればいいの？

もう何年も前のこと。

お見合いで意気投合して交際になり、初デートでランチに行くことに。
そこまではよかったのですが、男性が連れて行ったのは、行きつけの定食屋さんでした。

「はい、お待たせかつ丼ね！」
「注文ちょっと待っててね！」
「はい！もつ野菜炒め定食上がったよ！」

いや～～～、活気の良い声が響く定食屋さんのイメージってありませんか。

お昼時に、
サラリーマンや作業中の方々がこぞって食べにくるイメージですよね。

しかし、デートで行くとなると如何でしょうか。
それも初デート。
頑張ってオシャレしてきた女性としては、げんなりしてしまいます。

実際に、女性とデート経験のない男性は、ラーメン、牛丼、定食屋と、何かの三原則のような場所を平気でデートコースに放り込んでしまいます。

私もこのケースの反省があるので、いまでは女性と交際した経験の少ない男性に対しては、
「イタリアンのお店に一人でランチしに行っておいで(^.^)」と伝えています。

おそらく、酷だろうとは思います。
それでも、素直な男性は勇気をふりしほって実行され、「行ってきました…！」と報告してくれます。

行ったことが無いから、デートで行けない。
男性がよく同じ店に行くのは、初めてのお店では緊張するから。
だから行きなれたお店やなじみのお店ばかりに足が向いてしまう。

ここは女性と男性の違うところだと思います。

ただ、
デートコースとなるとそれではダメですよね。
やはり女性がいきたいお店をチョイスできるように考える。
それこそベタで良いので、イタリアンの店に自分で行って経験しておく。

一度でも行けば次回はぐっとハードルが下がるし、価格帯もわかるので、なお気が楽になるはず。

このように、異性慣れしていない人に対しても、
お相手に喜ばれることを教え、実行できるところまで伝えていく事がカウンセラーには必要です。

自分の何が悪いかわからない。でも嫌われる。どうしたらいいんや～

初めてカウンセリングに来られた時から、話し方や態度にどうしても圧を感じる男性がいました。

いわゆるモラハラ的な言動がある。

男性の自分でもこんなに感じるんだから、女性からしたらかなり威圧感を感じるだろう。

しかし、
この男性、お話していると根は正直で真面目。

だからこそ、カウンセラーとして、結婚という目的を叶えてもらうために真正面から向き合います。

だけど・・・

ついついお見合いで余計なことを言ってしまう。
せっかく仮交際になっても、初デートでお会いして即「メイクばっちりですね！」と言ってしまうような余計なひとこと。

自分が褒めたつもりでも、お相手にとっては嫌味でしかない。

プロフィールが悪くないだけにお見合いは組めるのですが、
同じようなお断りを受け続けます。

こういう男性の場合、

ついつい余計なことを言ってしまう自分を理解した上で、戦略を立てないといけません。
同年代の女性であれば、冗談の範疇で受け取ってもらえる可能性もあるので、
結婚を早くしたいならその年齢層にあたるべき。

しかし、
若い女性と先に繋げたいなら、もっともっと自分を磨かないといけない。

・態度
・話し方
・気遣い
・優しさ

そして、何より言い訳をせず、相手のせいにせず、自分の欠点をしっかりと見つめなおす事です。

厳しいことでしょうが、カウンセラーとして口をすっぱくして伝え続けます。

結婚相談所に入って５年以上経っても、タイプを変えられない

冒頭に書いた男性の例。

「僕の結婚したい相手は、美人で〇〇の大きな女性が良いです。」とはっきり言われます。

この男性、収入や資産をしっかりとお持ちなので、お見合いは比較的に組めます。

しかし、交際になかなか発展しません。
その理由としては、あざといまでのアピールに加え、女性を外見ばかりで選んでいることが透けて見られているからだと思います。

お金をもっていることは男性として強みではあるけれど、
プロフィールにお金を持っているアピールが強すぎると、女性から引かれます。

実際にお金を持っている方でも、姿勢や話し方は謙虚であってこそ、好感をもたれます。

自分の武器をアピールするのは良いのですが、余りにも強調しすぎると引かれる原因です。
自分の強みは、少しづつ出して行くのがベストです。

年下女性と結婚したい。婚活も長期戦覚悟で節約、節約…？

１０年くらい婚活に費やした猛者もいます。

その理由は単純、結婚相手に１０歳以上年下の女性を求め続ける。

根気強くお話して、少しづつ年齢差を考え直されましたが、
やはり７歳以上年下は変えられない。

この男性も年収が高く、プロフィール写真も爽やかなので、
お見合いは組めていたが、
なかなか仮交際には進めませんでした。

理由を一緒に掘り下げていくと、女性の前でお金に関して細かかったというのもあるようです。

デートの時はもちろん、お見合い時からそれが出ていた。

年収は４ケタ万円ある男性です。もう少し余裕を見せる位が良い。
仮交際デートも、常に頑張る必要はありませんが、女性を喜ばせようという心意気は見せてほしい。

公園で散歩デートも良いと思います。その次は、ちょっと良いお店へご飯を食べに行ったら良い。

デートも緩急をつけることで、楽しみ方の幅は広がります。

美人の前で空回りし続ける

「婚活を始めた目的は、美人と結婚することです」

先に挙げた方ともかぶりますが、やはりこのフレーズは男性の口からよく聞きます。

この様に、顔重視で婚活を始めるのも悪いことではないですが、
なかなかお見合いに発展しない、あるいはお見合いになっても仮交際にならない場合、対策を考える必要があります。

私が見るに、この方々の多くがつまづいているのは、
自然体で話が出来ていないということではないかと思います。

「違和感と言うか、無理をしている感じがする」というのが、女性からの声。

気に入った女性の前なので、特別気を遣って話すのですが、
違和感と言うか、何か気持ち悪い感じになっているのかもしれません。
ネットで集めたモテテクを駆使し、精一杯自分をよく見せようと、ふんだんにアピール。

その様なお見合いの後は、
必ずと言ってお断りになります。

女性の立場で考えれば、そりゃ一緒にいて落ち着けません。

では不自然さをなくすにはどうしたら良いか。

まずは鏡を前にしての笑顔の練習。
自然に話せるように、普段から丁寧な話し方にしておく。
美人だからと言って、特別無理をしないで向き合える、本当の自信が必要になります。

まとめ：捨てられないこだわりとどう向き合うか

誰にでもこだわりはあると思います。

結婚できるかどうかを分けるのは、
それが強いかどうかの差であり、そして、ご自身が持つものとのバランスの問題です。

当相談所では、婚活をスタートする際、婚活ロードマップを作成します。

そのロードマップを作るときに、お相手に対する希望と一緒に、自分を見つめなおす作業をします。

やはり皆さんそれぞれタイプがあります。

そこにどれだけ執着するかどうかですが、
結婚された方の大半は、理想のタイプを強く考えるより、
とりあえずお見合いで会ってみてからのフィーリングを重視して行動されていました。

つまり、見た目のタイプで考えるより、内面の相性を考えています。

ここに答えがあります。

早く結婚される方は、外見より中身を見ようとされています。

結婚相談所のメリットは、会いたい方に会えることですが、
そこから先に進めるかどうかは、やはり性格面でお互いに気に入られるか次第です。

私は、皆さんに結婚できる男性になってもらいたいので、言いづらいこと、厳しいことでもはっきり伝えます。
良い点、変えてもらいたい点両方伝えます。
耳が痛い話もあるでしょうが、聞く耳を持ってもらえたら、一人で奔走するよりずっと早く成婚へと近づけます。

お見合いが上手くいない理由をしっかりとフィードバックし、自分自身のなかで改善して、次のお見合いに活かす。
この繰り返しを続けていけば、きっと花開きますよ(^^)/