実家の家族が好きすぎる「ファミリーコンプレックス」な人は婚活で苦労する?

いきなりですが、「ファミコン」と聞いて何を連想しますか。

我々40年代や50年代なら迷わず、
任天堂のファミリーコンピューターと答えると思います。

今回は、
「ファミコン」=ファミリーコンプレックス

家族が好きすぎて離れられない症候群と、婚活について話したいと思います。

家族が大好き。だから結婚なんていらない…?

先日、当結婚相談所にカウンセリングに来られた女性の話です。

家族がとにかく好きで、楽しい時も悲しい時も家族がいれば満たされるんです。

映画を見に行こうと思ったら、お姉ちゃんがいる。

旅行に行こうと思ったら、妹がいる。
何をするにしても家族で完結できてしまうので、
別に他の人が必要と思えない。

もし結婚しても、実家の近くに住みたい。
なんなら、結婚後は、できることなら実家に一緒に住んで欲しい。
とにかく家族から離れたくない。

その女性が自ら言われてたのですが、「ファミコン(ファミリーコンプレックス)」と言うんだそうです。

※初めて聞きました(^^;

私自身は10代半ばから家を出ているので、正直言って理解するのは難しい感覚ですが、
実際にカウンセリングに来られる方や会員さんにはこのような方が多くおられます。

ですので結婚相談所のカウンセラーとして、家族が好きすぎることが結婚相談所の活動や婚活全般にどう影響するかについて書きたいと思います。

実家の家族が好きすぎることの影響

家族が好きなこと自体は問題なく、当結婚相談所でも、
実際「家族が大好きです」と話しつつ、婚活を頑張って、
よきパートナーとめぐり会い、今度は自分の新しい家族に愛情をたっぷり注ぎ、
いいご家庭を作られる方もいらっしゃいます。

しかし、
結婚してからも実家との時間を大事にしたい、
実家のそばに住みたい、あわよくば自分の実家に来てほしい・・・
という条件がついてくると、結婚には大きな足かせとなります。

家族との依存関係で婚期を逃した人たち

上記のような話をリアルに聞いていたところに、
今朝Yahooニュースを開くと、

48歳・独身女性「母なしでは生き方がわからない」。依存し合う“危険な母娘関係”から抜け出すには。

こんなタイトルの記事が。

余りにもタイムリー過ぎる内容。

ざっくり言うと、母親と娘の共依存の話です。
お互いに必要とし合っている仲の良い関係ではあるが、自立できず、
パートナーができそうになっても母親の言葉がよぎって別れてしまう。

その関係のために、娘が婚期を逃してしまった例です。

また別の話ですが、過去に当結婚相談所でこんなことがありました。

父と娘の二人暮らし。
その娘さんが、結婚したい、婚活を頑張ろうと思い立ち、当結婚相談所のカウンセリングを受け、
活動をスタートする準備をされていました。

その矢先、「婚活できなくなりました。」のご連絡が。

理由を尋ねると、
父に婚活を始めると伝えたら「結婚したら俺の面倒をだれが見るんだ」と一喝されたのだそうです。

その言葉に、娘は自分の婚活をすんなり諦めてしまった。

これはこれで深刻な依存関係です。

親子関係で婚期を逃す例です。

その逆に、
娘が親に依存しているパターンもあります。

以前聞いた話ですが、ある男性が離婚した理由。

「結婚した当初は、若くてお互いにお金がなかったので、マスオさんの様に、
妻の実家に住まわせてもらいました。
実家近くは親戚が多く、いつも気を遣い、居場所がない感じでした。
やっとの思いでお金をため、マンションを借りることが出来、妻と二人で生活が始まりました。

しかし、
実家が大好き過ぎた妻が、実家での暮らしに戻りたい、親の元に戻りたいと毎日のように言うようになり、
結果、離婚することになりました。」

完全に実家に依存していた、はっきりいうと大人になれてなかった女性。

結婚はできたものの、長続きしなかった例です。

まとめ 親は先にいなくなる。その時途方に暮れないために

家族との関係が濃すぎて結婚に向かえない、向かおうとしているけどうまくいかない人に対して、当結婚相談所のカウンセリングでまずするのは、

「リアルな話、順番を考えるといずれ親は先にいなくなる」という現実を受け止めてもらうことです。

ぽつんと一人残された自分を想像した時に、
「どうなるんだろう」と恐ろしくなる人はいるはずです。

親の立場としては、
将来自分の娘に寂しい思いをさせたくない。

と思うのが自然なのではないか。

しかし、
親が子に依存している場合、
娘が結婚したら自分が寂しくなることを先に考えるから、
口では娘の幸せを考えてはいると言うものの、自分の居場所を優先しているのかもしれない。

そして子の側も、時に干渉をうるさく思いながらもあれこれしてもらえる実家が居心地良いので、
なんだかんだ言いながら甘え続ける日々を過ごす。

親が子を、子が親を大切に思う気持ちは自然なことです。

しかし、親離れが出来ていないというのは別の話。
婚活世代の女性を見ていて、自立が出来ていない方が多くいらっしゃいます。

そうなってしまう原因の一つに、
過保護が大きな問題だと思います。

この事をあまり書くと怒られるかもしれませんが、
私も娘がいる一人の親として、考えていることを書きます。

親(特に母親)からしたら、
子どもが一人では何もできない、放置したら死んでしまう赤ん坊だった頃を知っているだけに、
あれもこれもしてあげたい、私が教えてあげなければ。それが子どものため。
と思ってしまう気持ちはわからなくはないです。

しかし、過保護はまったく子どものためにはならない
ある一定の時期が来たらやめるべき事です。

思春期すぎても過保護にしてしまうのは、親の自己満足のためでもあると思います。

その結果、子は自立できず、自分で自分の人生を切り開いていく力がつかない。

自分で決められない。自分で生活していくすべを知らない。
いつまでたっても子どものまま。

それでもいいやと依存関係を続けた先で、何十年後か数年後かわかりませんが、
ひとり途方に暮れることになるのは子どもの方です。

そうならない為に、子どもの側としては、親の考えよりも自分の将来をしっかり見据えた行動をとるべきです。

結婚が全てではない、そんなことは百も承知のうえで、
結婚が自分の人生設計としてあるなら、今その考えを持たないといけないと思います。

その先で、今以上の恩返しをしたらいいんです。

結婚したい、自立したいという気持ちがあるなら、それは可能です。

まずは親以外の信頼できる人をつくり、相談してみることをおすすめします。

当結婚相談所ジュブレでは、婚活に関することなら、ご家族にまつわるお悩みもご相談受付中です。

家族や今の自分も大事ですが、先(将来)の自分のことを大切に考えてくださいね!

投稿者プロフィール

中村哲男
中村哲男結婚相談所ジュブレ代表カウンセラー
福岡市天神の結婚相談所ジュブレの代表カウンセラー。
婚活カウンセラー歴16年。「早く結婚したい」「幸せな結婚がしたい」人々の悩みを解決し、元気にさせ、背中を押すのが役目。「ありがとう」の言葉が生きがい。福岡の街に幸せな家族を増やしたい。
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