結婚相談所のデートは、男性が頑張って女性を楽しませるべきなのか！？

先日、当相談所の男性会員様がカウンセリングに来られました。

顔がこわばっている様子だったのでよくよく話を聞いてみると、
仮交際中の女性から手痛い言葉をもらったそうです。

この男性には表情や話すときの目線だったり会話の広げ方だったり、改善すべきところをお伝えして、
「また頑張ります」と気持ちを持ち直してくれた様子。

また、Twitterでも苦労されている婚活男性の投稿がありました。

というような内容。

お相手女性によくサービスしてあげていて、いろいろそつなくこなせる人なんだろうなという男性でしたが、
婚活自体に疲れている様子でした。

女性会員様から、デート後に不満げに電話をいただくことがあります。聞くと、

• 会話がはずまなかった
• おしゃれして行ったのに、定食屋に連れていかれた
• 盛り上がらなくて、早く帰りたかった

こういう話を聞くと、同じ男として男性陣にもうちょっと頑張ってほしいと思う気持ちもある一方、

女性もデートに対する認識を改めないとこの先厳しいのでは、と感じます。

そこで今回のブログでは、

について、結婚相談所カウンセラーとしての意見を書いていきます。

結婚相談所のデートは、男性が女性を楽しませるものなのか？
答えはNOです

最初に答えを言うと、「デートは男性だけが頑張るものじゃない」というのが結論です。

理由は２つあります。

理由１：結婚相談所では男性も女性も「結婚」という目的があって出会っている

結婚相談所はデート斡旋所ではありません。

女性として、デートを楽しみたい、女性扱いされたいという希望はわかりますが、残念ながら
デートでは男性にエスコートしてほしい、楽しませてほしいという認識が強い女性は婚活で苦労します。

今の時代は、結婚後も男女で役割分担するというより、お互い対等に協力し合おうという考え方です。

結婚後も男女対等な関係を望むのなら、デートでもお互いに楽しい時間にしようと努力するのが当然です。

どちらか一方がサービスをするのは違います。

結婚相談所デートの目的とは

結婚相談所でのデートの目的は、一般の出会いやアプリでの出会いとはちょっと違います。

二人で美味しいものを食べに行ったり、ドキドキするような時間を楽しむこと自体が目的ではありません。

結婚相談所のデートは、二人で結婚に向けたことをひとつひとつ確認していくための時間です。

お互いに条件は合うか、一緒にいる時間・いない時間の居心地はどうか、お互い協力できるか、大事にし合えるか。

そこに男性優位も女性優位もありません。

だから男性に大事にしてほしいことは、

気分が上がるデートプランで女性を落とさなきゃ、という感覚ではなく、
結婚に向けた具体的な話、二人の結婚生活をイメージできるような会話をすることです。

結婚に向けて真剣に活動している女性ほど、男性にそういう「具体的な会話」を望んでいます。

次はここへ行こう、あれを食べに行こうというデートも、楽しく距離を縮めるために大事ですが、
そういうことばかりで一向に結婚の話が出ないと、
お相手は次第に「ほんとに結婚する気持ちはあるのかな？」と不信感を抱きます。

当社でご成婚された方に、印象に残ったデートやお相手と結婚しようと思った決め手を尋ねると、

• 結婚したら〇〇はどうしたい？というような話を早い段階でしてくれた
• 自分の気になることを率直に言ってくれた
• 家事の分担する話を自分からしてくれた　　　etc

この様な話を自らしてくれることで、女性は安心出来ますし、
結婚へのイメージが具体的になっていきます。

理由２：結婚相談所の男性は、女性慣れしていない男性が多い

結婚相談所に登録されている男性は、真面目で女性慣れしていない、いわゆる「デート下手」な男性が多いです。

なかには、女性と交際経験がない男性もいらっしゃいます。

そういう男性は、女性からはどう見えるか。

• 面白くない
• ワクワクさせてくれない
• 次又会いたいと思えない

まとめると、女性の扱いが分かっていない。

そんな男性が多いのは事実です。

しかし、だからこそ男性は婚活を頑張るとも言えます。

そして大事なことですが、そのような男性が結婚に不向きなのかというと、全く違います。

結婚相談所で活動している男性のほとんどの方は、真面目で一生懸命です。

仕事にも人間関係にも真面目で、年収もそれなりにあり、
対女性になっても、面白くないくらい真面目に実直に向き合っている男性がすごく多いです。

結婚してからも、一生懸命働いて、飲み歩いたり浮気したりせずまっすぐ家に帰って、
家事や子育ても実直に分担し、奥さんや子供の希望を叶えてあげながら、
穏やかに過ごしている様子が目に浮かぶような男性がいっぱいいます。

ただ、そういう男性のデートが面白いかというと、面白くはないかもしれない。

真面目さそのままに、不慣れなことをしようとしているから、不自然だったり気まずい感じになってしまうかもしれない。

それでもパートナーを見つけて結婚したいという気持ちで結婚相談所に入会し、不慣れなことを頑張っています。

女性にはぜひそこをくみ取って、一緒に楽しい時間にしようという気持ちでいてほしいです。

要望や不満点は、不機嫌になったりせず、落ち着いた言葉で伝えてあげてください。

それでもエスコートされたい女性へ

女性慣れしていてエスコート上手で、会話も面白い男性ももちろん世の中にはいらっしゃいますが、とっくに自分で相手を見つけて結婚しています。

（そして、結婚してからも持ち前のスキルを活かして奥さん以外の女性を楽しませている男性もいます）

そういう男性と楽しいデートがしたいだけなら、結婚相談所は向いていないと思います。

過去に付き合ってきた男性と、結婚相談所の男性を比べるのをやめて、未来を見ましょう。

あらためて、あなたは結婚相手にどういう男性を望みますか？

まとめ：婚活には、望む結婚のビジョンが必要

まとめとして、もう一度お伝えします。

婚活と結婚の世界で、男性と女性に上も下もありません。

お相手から気に入られるために無理をする必要はありません。

大事なのは、繰り返しますが、自分はどんな結婚生活を望んでいるかということです。

そのビジョンを明確にして、自分にできる範囲で活動を続けていたら、
男性も女性も「この人を喜ばせたい」「この人と時間を過ごしたい」と思えるお相手と必ず出会えます。

そんなお相手が現れた時に、一生懸命になれば良いんですよ(^^)/