独身の考え方と結婚について、結婚相談所所長が思うこと

先日TV番組で、独身者を対象にした結婚観についての調査結果がとりあげられていました。

メモしておいたので、調査結果のご紹介と、私が思ったことを書きますね(^.^)

 

独身男女の結婚観（２０２１年調べ）

対象は、１８～３４歳の独身男女。

１．一生結婚する気はない
　　男性　１７．３％
　　女性　１４．６％

２．一人の生活を続けても寂しくないと思う
　　男性　５６．７％
　　女性　５０．７％

３．生きがいになるような趣味やライフワークを持っている
　　男性　６７．０％
　　女性　６３．７％

 

ここまで見て思うこと。
調査対象には10代も入っているので、まだまだ結婚に対して具体的なイメージがないまま
回答している人も含まれていると思います。

時代は、晩婚化。
そう考えれば、１０代や２０代前半を対象に入れるよりも、
結婚を真剣に考えだす２０代半ば以上からを対象にしたほうが、よりリアルな数字が出ると思います。

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４．いずれは結婚するつもり
　　男性　８１．４％
　　女性　８４．３％

５．結婚相手には人柄を重視したい
　　男性　９５％
　　女性　９８％

６．男性が女性に求める条件：経済力　４８．２％
　　女性が男性に求める条件：家事や育児能力や姿勢　９６．５％

 

共働きが半ばマストな現代。
男性の収入だけで余裕のある生活をするのは難しくなっているので、
女性も働いて家計を助けるのが普通になっています。

また、経済的な理由だけでなく、結婚後もキャリアを続けたい女性が増えているのも大きな理由ですね。
女性も外で働く以上、男性にも育児や家事の分担を求めるのは、当然と言えます。

 

また親の世代も、定年後も働き続ける方が増えているため、
子どもを親にあずけるといったことも減っているといいます。
こうした時代背景をみると、晩婚化・少子化が進むのは必然といえるかもしれませんね。

 

７．異性との出会いのきっかけ

まず言えるのは、職場や友人の紹介で出会ったというのは”自然な出会い”の代表格かと思いますが、
そうした出会い方をした人は全体の1/4程度しかいません。

また、コロナ前とコロナ以後で、大きな変化はありませんが、
職場での出会いは7％、友人を介した出会いも１％程度ですが低下しています。
以前にも増して、日常生活のなかでの自然な出会いというのが期待しにくい世の中になっています。

では残りの3/4超の人はどこで出会ってるのか？？
おそらく婚活アプリや結婚情報サービス、そして結婚相談所での出会いが急増しているのでしょう。

リクルートブライダル総研によると、2021年の婚姻者のうち、婚活サービスを利用していた人は34.1%と、３人に１人が婚活サービス利用経験者です。(婚活実態調査2022より）

 

恋人や結婚相手が欲しい人は、積極的に動かないといよいよ難しい時代になっています。

 

コロナ禍で結婚観は変わった？

結婚相談所をしていると、
コロナ禍によって、世の中の人間関係や結婚についての考え方が大きく変わってきたような気がします。

 

コロナが始まったころ、
当結婚相談所ジュブレには多くの男性女性が入会されました。

今ではその方々のなかから成婚者も多く出ています。

あらためて結婚相談所で婚活を始めた理由をお聞きすると、
その理由は、
一人で生きていくのは不安というのが圧倒的でした。

 

パンデミックの怖さを知り、自粛生活で孤独を感じ、
この先一人で生きていけるのか、
誰か支え合える人がいないといけないのではないか。
もし万が一自分がコロナになり、誰も頼れる人がいなかったら？
やはり一人では寂しい。

この様な不安が頭を過ぎる方がいました。

 

その一方で、
反対にコロナ禍で一人での過ごし方、楽しみ方を知り、
一人でもやって行けるじゃん。
この様な考えになった方がいるのも確か。

ただ、
これは若い時、健康な時、リア充の時だから、
言えることかもしれません。

逆に、風邪をひいたときや、ある程度年齢が経った方に聞くと、
また違った回答になる方も多いはず。
そう考えると、結婚は転ばぬ先の杖でもあります。

 

結婚を絶対的なものと考えずに、もっと楽観的に、
一人でも楽しいけど、二人の方がもっと楽しい。
これくらいの考えで、結婚してみても良いと思いますよ(^^)/