出産、立ち会いました。

2010年8月24日 2024年1月8日中村哲男

中村哲男

出産予定が、９月４日でしたが・・・
昨晩、１９時位に、奥さんからの電話で、
「お腹が、とにかく痛い」

慌てて、自宅に戻りました。

１９時３５分。
とりあえず、入院準備をもって、産婦人科へ。

２０時。
直接、妻は、分娩室に入り、私はその横の待合室へ、

そして、２０分弱・・・
「準備ができましたので、分娩室に、お入り下さい。
明朝、３時くらいの出産になると思いますよ」

助産師さんが、伝えにきてくれました。
中に入ると、ベットの上に妻が、
う～～～、う～～～～と、苦しんで、
「腰が痛い、足がつる。」

この言葉を繰り返し言っていました。
そして、その苦しい時間が、この先、
７時間近くなるかと思い、何もできない自分に泣けてきました。

とにかく妻は甲高い声で、痛さと戦い続けて、
ちょうど一時間位に、助産師さんが
「今日中に、生まれると思いますよ。」

少しホットはしましたが、まだまだ・・・。

痛さに絶えるために、
呼吸もがんばり、がんばっていきみ、そんなことを繰り返して、

「赤ちゃんの髪が、黒々としていますよ」

え・・・！？
ここで、産むの？

「その調子、その調子、がんばってね。
赤ちゃんもがんばって出てこようとしているから・・・」

え・・・！？
ここで、産むの？

私の手を握る手が、今まで以上に、力が入ってきました。
途中、指が折れるかと思ったくらいです。

そして、助産師さんが、別のナースを呼び出しました。
あ～、これで、よく見る出産の椅子のある部屋へ行くんだと思いました。

しかし、
「もう少しよ、もう少しがんばって！
大きく息を吸って、吐いて、もう一回息を大きく吸って・・・・・
止めて、声が出ないように、口を閉じて！！」

それを、何回続け、するっと、出てきました。
数秒後に・・・・
おぎゃ～～～、おぎゃ～～～。

元気な声で泣き出し。
そのまま、赤ちゃんは、妻の胸元へ・・・・

感動の瞬間でした。
「ご主人、カメラは？」
「携帯しか持っていません。」

デジカメのみでした。
もし、立会い出産希望の方は、デジカメを忘れずに・・・

話はそれましたが、その後・・・
「それでは、一人立ちしますね。」
その言葉と同時に、へその緒を切られました。

お～～～！
私は、何故か、拍手をしてしまいました。

結局、ベットの上で、出産。
最後の最後に、助産師さんが、２名入ってきましたが、
ほとんど、一人でがんばって頂きました。

「それでは、ご主人様は、お子様の体重を量りに行きましょう」

という事で、別室へ。
「２７２６ｇです。」

その後は、もう一度、別室に入り、１０～２０分後くらいに、
もう一度、子供と、妻と再会できました。

「よくがんばったね。本当にありがとうね。」

いろいろな感動を、話しているうちに、妻がお腹がすいたということで、
ほっともっとへ、からあげ弁当を買いに行きました。

戻って、お弁当を渡すと、１０数分でぺろり。
少し前までは、戦場であり、感動の場所だった、

分娩室も、あっという間に、から揚げの匂いに包まれてしまいました。
ひょっとすると、この子も、から揚げ好きになるかな～。

そんなことを思い、妻は、病室へ、
私は、部屋に荷物を入れ、自宅へ帰りました。

とにかく、いろいろな感動を、味わえました。
これから出産予定の奥様がいらっしゃいましたら、

ご主人は、是非、立会い出産を、ご希望くださいね。

中村哲男結婚相談所ジュブレ代表カウンセラー

福岡市天神の結婚相談所ジュブレの代表カウンセラー。
婚活カウンセラー歴16年。「早く結婚したい」「幸せな結婚がしたい」人々の悩みを解決し、元気にさせ、背中を押すのが役目。「ありがとう」の言葉が生きがい。福岡の街に幸せな家族を増やしたい。