婚活で別れる理由で多い、価値観の違いとは
はじめに
お見合い後、
お互いのカウンセラーに「もう一度お会いしたいです」もしくは「価値観が合わないと思いました」
というフィードバックをするのは普通にあることです。
仮交際に進んだとしても、「価値観が合わなかったので交際終了したいです」と言われることもあります。
この価値観について少し詳しく書きたいと思います。
婚活での価値観の違いとは何か
価値観とは考え方のことです。
考え方と言っても、かなり幅が広くなります。
具体的にどういったところが違うのか、分かりやすく言えば、
- お金の価値観
- 生活習慣
- 仕事
このようなところの考え方の違いが大きいと感じられることがあります。
婚活の価値観の違い:金銭感覚
例えば、デート費用について。
昭和であれば、男性が支払うのが当たり前の時代でした。
現在は、男性も女性も変わらない収入を得ているので、割り勘と考えている男性が多いです。
※男性より稼いでいる女性も多くなりました。
しかし、
デートは男性が支払うのが当たり前と考えている女性との間には感覚の違いがあるでしょう。
貯蓄や投資の考え方の違いもあります。
NISAがマストな時代なので、
利用している方はいますが、その点を考えている方と何も考えていない方の違いも理由となります。
そして、
趣味にどれだけお金を使うのかという点も。
女性が理解しがたい、男性の趣味に対しての金銭感覚と、
女性のエステや化粧品といった男性には理解しがたい分野への金銭感覚。
このような点は、
お互いのプレゼン力が物を言うでしょう。
結婚して趣味を我慢したことによってストレスをためるのは愚の骨頂です。
全ての解決は話し合いにあります。
婚活の価値観の違い:生活習慣
分かりやすいのは、休日の過ごし方でしょう。
インドア派かアウトドア派か。
「家でまったりと過ごします」と「休みは外に出て開放感の中で過ごすのが楽しい」では全く違いますよね。
当相談所で成婚退会された女性の話をご紹介します。
婚活の最初は他の相談所でスタートされていた時の話です。
真剣交際まで進んだ方がいたのですが、
どうしても将来的に不安になって別れ、一旦婚活から離れたそうです。
真剣交際まで行ったのに別れた理由は、
相手が登山趣味の男性だったからです。
趣味は登山の男性。
彼女自身はアウトドアが苦手でした。
男性は絶対に登頂した時の達成感や爽快感を味わわせてあげたいという気持ちをずっと彼女に伝えていたそうです。
それならこの交際はやめにしたいと彼女が言ったところ、
男性は承知し、登山の話はしないし誘うこともしないと約束したので、彼女は真剣交際を受け入れたそうです。
しかし、
真剣交際に進み気が緩んだのか、
誘う言葉はなくても登山の良さや楽しみを話されたことで、
「彼は結婚後必ず誘うだろうし、無理にでも連れていかれるだろう」と思い、結果、お断りになったそうです。
この話を聞いて、
ある人は「そんなことくらいで何で!」と思う方もいるでしょうし、
「分かる分かる、先の不安があるなら別れて正解!」という方もいるでしょう。
これこそ、価値観と言わざるを得ないところです。
婚活の価値観の違い:仕事、キャリアについて
お見合い時に仕事の話になった例を挙げます。
今の仕事を通じて将来的にこうなりたいと夢を語ったり、上昇志向の話をする男性。
あるいは「俺の職場は最低。特に上司はとんでもない」と、ぐちぐち会社の悪口を言う男性。
この時点でどちらの男性を選ぶか聞くまでもないでしょう。
これも過去にこんな話があります。
結婚相談所を通じて出会う前に、
別のイベントで出会ったことのある二人でした。
その時はカップリングにはならなかったのですが、お互いに良い印象を覚えていたので、
男性がIBJで検索した時に女性を発見し、申し込みました。
結果、お見合いになり、そのまま仮交際に進みました。
その仮交際時に将来の話を出した時、
男性が言ったのは「俺は今の仕事で無難に生きていきたい。出世欲もないし、給料も上がらなくても良い。そこまで上を目指していない。だから、のんびり生きていこうよ」という言葉でした。
この言葉で彼女は一気に青ざめ、即座に別れる決意をしました。当然と言えば当然でしょうね。
まとめ:価値観は個人差
最後の将来性がない男性の話は置いておいて、
ほとんどは話し合いで解決できそうな点もあります。
あくまでも価値観は、個人差が大きいので、他人がとやかく口を出せることではありません。
「仕方がない」と思い口を出してしまうと、どちらかの味方にも敵にもなってしまいます。
それほど価値観には個人差があるということです。
お互いを尊重し、柔軟に対応できるかどうかが重要です。
仮交際時に、しっかりと話し合うべきなのです。
婚活で気をつけるべき点は、表面的(プロフィール)で判断し、
お見合いになり仮交際に進むところまでは全く問題ありません。
この先、根本的な価値観について早い段階で話すことが大切なのです。
これは私がいつも口酸っぱく伝えているところの「結婚後のビジョンは2回目のデートで話し合うべき」ということに尽きると思います。
どうしても最初は楽しく人間関係の構築を望むでしょう。
しかし、2ヶ月経って、そろそろお互いの結婚後の話をしようと話し出すと、
お互いに全く結婚観が違っていたということはよくある話なのです。
例えば、
子供を望むか否かという一点だけでもそうですし、
今まで家事など全般を母親がしていた実家暮らしの男性が、
「家事は女性がやるものだよね。家は母親が全部しているから当然だよね」と言う一方で、
仕事は共働きが当然と言っていたような場合、当然、即座に別れることになります。
これは付き合っていた時間が無駄になった結果です。
だからこそ、早めにお互いのビジョンを話し合うことが大切なのです!
そもそも、
結婚相談所に登録を考えたほとんどの女性にとって、時間が何よりも大切だからですよね(^.^)
投稿者プロフィール

- 結婚相談所ジュブレ代表カウンセラー
-
福岡市天神の結婚相談所ジュブレの代表カウンセラー。
婚活カウンセラー歴16年。「早く結婚したい」「幸せな結婚がしたい」人々の悩みを解決し、元気にさせ、背中を押すのが役目。「ありがとう」の言葉が生きがい。福岡の街に幸せな家族を増やしたい。
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