【雑記】東京都の婚活アプリ事業に思うこと

東京都が、予算5億をかけてAIマッチングシステム「TOKYOふたりSTORY」を開発中とのこと。

昨年度の出生率が1を割ったということで、本腰を入れた企画だそうですが、
まず予算=税金を婚活アプリにかけることが果たして正しいのかどうか、疑問は残りますね。

 

東京都にも多くの結婚相談所があります。
その結婚相談所も当然税金を納めているわけで、民業圧迫と言われても仕方のない状態。

また、出生率を上げることに焦点を当てているなら、
結婚を増やせば子どもが増えるだろうと安易に考えるのは如何でしょうか。

 

結婚を増やせば出生数が増える?

物価高で生活費も苦しい今の日本の経済状況で、
ほとんどの家庭が、二馬力で働いている現状。

結婚したからといってすぐに子どもを考えられるわけではないし、
子どもを作った後の負担が大きくのしかかっている現状があります。

学校無償化の話も出ていますが、
大学まで無償化になったとしても、
塾や習いごとが過熱する理由になるばかり。

不景気に物価高の中、出生率上昇につながるか正直ハテナだと思う。

婚活は、婚活アプリや結婚相談所業界も頑張ってます。

 

もっとそれ以前の、国や地方自治体でしかできない対策を考えてほしかったかな。

 

育児をしながら働く女性(男性も)の負担を減らす方策や、金銭的な負担や不安を軽くする方法、
そういう所こそ政治の出番だと思う。

 

AIマッチングについて

話題のAIマッチングについても、
当社が加盟しているIBJが2019年に始めていますが、
会員の皆さんの反応を見ていると、AIが活躍しているとはいいがたい。

今まで同様、自分で検索してプロフィールを見て、気に入った方にお申込みをしてお見合いするのがほとんどだからです。

だれに相談する?

また今回の東京都のアプリでは、入会時に独身証明書含め、公的書類を必要とするのは良いと思いますが、
間あいだの相談は誰が受けるんだろう?

婚活では、お申込みをするにしろ、受けるにしろ自らが動かないと前に進まない。

その間、悩み事が必ず出てきます。
その相談を受ける方がいるのかどうか。そこはほったらかしなのか。

そんなこんなで、今までも各自治体が婚活事業に取り組んでおられるが、
うまくいった事例というのをほとんど聞きません。

さてさて、今回都が5億をかけたプロジェクトは、どのような結果になるのでしょうか。

投稿者プロフィール

中村哲男
中村哲男結婚相談所ジュブレ代表カウンセラー
福岡市天神の結婚相談所ジュブレの代表カウンセラー。
婚活カウンセラー歴16年。「早く結婚したい」「幸せな結婚がしたい」人々の悩みを解決し、元気にさせ、背中を押すのが役目。「ありがとう」の言葉が生きがい。福岡の街に幸せな家族を増やしたい。
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